AGA薄毛対策のフィンペシア(成分名:フィナステリド)の効果と副作用は?プロペシアとの違いもチェック!

AGA薄毛対策のフィンペシア(成分名:フィナステリド)の効果と副作用は?プロペシアとの違いもチェック!

薄毛の一番の原因はAGA!?

薄毛の悩み

日本人男性の多くは薄毛に悩み、その多くがAGA(Androgenetic Alopecia 男性型脱毛症)と言われています。早い人で10代や20代、遅くても30代、40代に抜け毛やヘアスタイルが決まらないなど、悩んだ人も多いでしょう。思春期以降に男性の頭髪が薄くなるのが主症状です。タイプとしては額の生え際から頭髪が薄くなるM型薄毛、頭頂部から薄くなるO型薄毛、それらの混合型であるA型薄毛の3タイプがあります。

薄毛のタイプ(M型、O型)

思春期以降、男性ホルモン産生の増加に伴い、AGAも進行傾向があります(そうかと言って、AGAの直接的な原因が男性ホルモンではありません。詳細はこちらをご覧ください。)。徐々に頭髪が減り始めるだけでなく、同時に髪の毛が赤ちゃんの毛髪のような軟かい毛に変わっていく「軟毛化」となります。
AGAは一度進行したら止まりませんので、1日でも早い治療が重要なポイントとなります。代表的な薬としてミノキシジルフィナステリド(フィンペシア)があります。
(AGA治療については、こちらをご覧ください。)

フィンペシア(Finpecia)とは?

処方箋

フィンペシアはフィナステリド(Finasteride)を主成分とするAGAに対する内服薬です。シプラ(インドの会社)製造販売している薬で、世界中で使用されています。

フィナステリドは、当初、前立腺肥大症(BPH)の治療薬として開発されましたが、同時にAGA患者の薄毛が改善されたことから、フィナステリドの男性ホルモンの働きを抑える作用のAGAにおける効果が認められました。これ以降、フィナステリドはAGA治療薬として注目されるようになりました。

毛周期とフィンペシア(フィナステリド)の効果

毛周期(成長期、退行期、休止期)

全身に生えている毛にはそれぞれ寿命があります。「伸びる、抜ける、生え変わる」を繰り返しており、これを「毛周期(ヘアサイクル)」と呼びます。この毛周期には毛が伸びる「成長期」、抜け落ちる「退行期」、生えていない「休止期」があり、AGAでは頭髪の毛周期の乱れが認められます。

AGAでは毛が軟毛化して、通常2年から6年の成長期がわずか1年未満に短縮されてしまいます。本来なら髪の毛がグングン伸びるはずの成長期がAGAでは極端に短縮されてしまうため、頭髪がある一定の長さ以上には伸びず、細く短い髪の毛(軟毛)となってしまいます。

毛母細胞

毛根部分には毛を生やして成長させる「毛母細胞」が存在します。AGAではこの毛母細胞周辺にDHT(ジヒドロテストステロン)という成長期を短くする原因物質が高濃度に認められます。このDHTは男性ホルモンであるテストステロンが「5α-還元酵素」という変換酵素の働きを受けて生成します。フィンペシアは、この5a-還元酵素をブロックし、AGAの原因である、DHTの生成を抑制する作用があります。

よってフィンペシアを服用すると毛周期の成長期を本来の期間に戻すことができ、結果として、AGAを改善させることが可能になります。
AGAが改善されれば、脱毛量を減らし、軟毛を健康なしっかりした頭髪に変化させことができ、見た目的にもフサフサ感が戻ってきます。

フィナステリドの副作用

副作用に注意!

フィンペシアはAGA治療薬として夢のような薬ですが、薬である限り副作用がゼロではありません。

男性の性機能減退
頻度としては非常に少ないのですが、勃起不全(インポテンツ)、精子数の減少がフィンペシア服用中にみられることがあります。これは一時的なものなので、症状が強ければ一旦、フィンペシアの服用を中止するとこの副作用はほぼ改善されます。
他には「睡眠障害」、「抑鬱傾向」、「頭痛」、「肝機能障害」などが低い頻度で認められることもあります。

また、フィンペシアの有効成分であるフィナステリドは皮膚から吸収されることがあるので、妊婦さんは直接、フィンペシアに触れないように注意が必要です。フィナステリドが妊婦さんの体内に入ると胎内の男児の男性生殖器に影響が出ることがあるとの報告があります。

プロペシアとの違い

ポイント説明(ナース)

プロペシアは米国医薬品メーカー、メルク社が開発した医療用医薬品として効果と安全性が認められた世界で初めてのAGAの内服型治療薬です。

フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品(後発医薬品)と言われていますが、本当の意味でのジェネリック医薬品ではありません。理由として、プロペシアの特許が切れるのが2019年なので、現在はまだ特許が切れていないのです。よってプロペシアの特許が切れていないのですから、ジェネリックを作ることはできないのです。

しかし、フィンペシアはプロペシアと同じくフィナステリドを主成分に製造されています。これはフィンペシアを製造しているシプラ社が医薬品の特許条約に加盟していない、インドの会社なので製造可能と言えます。

何よりも「フィンペシアとプロペシアは主成分も、量も1mgと同じ」なので、「AGAに対する脱毛量の減少と軟毛の成長効果は同じ」と考えられています。
プロペシアは日本国内外で大規模な治験が行われていますから、治験の結果はフィンペシア服用時の結果と考えられます。
よって、フィンペシアとプロペシアはAGAに対して同じ効果・副作用が出ると考えて良いでしょう。

実際に服用するときのポイント

AGAクリニックでカウンセリング

フィンペシアの一般的な飲み方は、1日1回1錠(フィナステリド0,5mg~1.0mg)で、最低でも1年から3年は継続する必要があります(個人差あり)。しかしながら、治療費を節約するために海外から個人輸入代行サイトなどで入手するのは、おすすめできません。

大切なことは、以下のふたつです。

1)自分がAGAなのか診断してもらう
2)医師から処方された治療薬を服用する

AGAか不明なままフィンペシアを服用しても効果が期待できないばかりか、副作用の危険があります。自分にとって適切や投薬量も分かりません。必ず医療機関に相談して、フィンペシアが自分にとって有効であるか診断してもらってください。

具体的には、まずはAGAクリニックの無料カウンセリングを受けて、上記について相談してみましょう。当サイトでおすすめのAGAクリニックはこちらです。

 

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