薄毛・抜け毛の原因は、男性ホルモン!?プロペシアやミノキシジルだけじゃない最新のAGA治療とクリニック選び4つのポイント
薄毛悩みの7~8割がAGA
薄毛や抜け毛の悩みの中で、7割から8割がAGAと言われています。最近、髪の毛が薄くなってきた、ボリューム感が乏しくなってきたという方は、AGAの可能性も疑ってみましょう。
AGAとは?
AGA(Androgenetic Alopeciaの略。男性ホルモン型脱毛 男性型脱毛症)は、男性型ホルモンの中の遊離テストステロンという物質が、5αリアクターゼ(5α還元酵素)という酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換され、発生します。
このDHTは、通常のヘアサイクル(写真左)を乱して、AGAのヘアサイクル(写真右)に変えてしまいます。通常のヘアサイクルでは、休止期→早期成長期→中期成長期→後期成長期→進行期と成長することにより、太く長い髪の毛が形成されます。
DHTが、「髪の毛抜けろ!」という命令を下すことにより、早期成長期からいきなり休止期になって、髪の毛が抜けていきます。赤ちゃんのように生まれたばかりの髪の毛(産毛)が、いきなり抜けてしまうので、太く長く成長する期間がごっそり抜けてしまいます。
つまり、AGAになると細く短い髪質となり、続に言う「若ハゲ」の状態となります。
AGAの進行状況
AGAのタイプには、M型、O型、A型(M型とO型の合併)、C型があります。上の写真は、上から順番にO型、M型、C型となります。
M型薄毛に有効な治療法としては、フィナステリドを主成分としたプロペシア(内服薬)によるものがあります。プロペシアはDHTの作用を阻害する働きを持ち、これにより発毛サイクルを正常な方向に起動修正してくれます。
O型薄毛に有効な治療法としては、ミノキシジルを主成分とした育毛剤(市販品では大正製薬のリアップなど)があります。ミノキシジルは、血行を促進し、頭皮の血行不良を改善する働きがあります。
AGAはぐんぐん進行します
AGAは進行性です!進行するスピードには個人差がありますが、一度AGAになると、止まりません。
AGAの進行に大きくかかわるのが毛母細胞ですが、この活動が極端に弱まると、改善するのにより多くの時間と労力(治療)を要するようになります。
今日AGA治療を始めるのと、1年後、2年後、5年後では、頭頂部の毛根が減っていきますので、効果も全然違ってきます。
頭皮環境がGOODでも、髪が生えてくる保障はない!?
でも、私は育毛シャンプーを使って、頭皮マッサージもして、食事にも気を付けて、禁煙もして、お酒も控えて・・・・頭皮環境が良いはずだから、いつか髪の毛は生えてくる!
なんて、希望的観測を述べている方はいませんか?
頭皮を清潔にしたり、余分な皮脂を洗い流したりなど、頭皮環境を整えることは、確かに大事なことです。しかし、これは作物に例えると、畑を耕すようなもの。肝心の種(球根)がなければ、どんなに肥沃な土壌でも植物は芽を出すことはありません。
毛髪において、球根にあたる部分は何でしょうか?
髪が生える絶対条件は、「毛母細胞の分裂」があることです。
上記で球根にあたる部分は、毛母細胞となります。毛髪は、毛包、毛乳頭、毛母細胞から構成され、髪の毛が生える絶対条件は、毛母細胞の分裂があることです。
毛髪における毛母細胞分裂の限界は、個人差はありますが、約50回と言われています。
最長期間→6年×50回=300年
つまり、通常のヘアサイクルで、毛母細胞分裂も正常ならば、理論上は100年から300年は髪の毛フサフサの状態でいられます。
AGAは成長サイクルが極端に短い!
成長サイクル | 毛母細胞の動き (分裂) |
毛母細胞の寿命 | |
---|---|---|---|
健康な髪 | 2年 6年 |
50回 | 100年 300年 |
AGAの髪 | 0.5年 1年 |
50回 | 25年 50年 |
AGAの非常に厄介な点は、成長サイクルが極端に短くなってしまうことです。通常2年から6年ある通常サイクルが、AGAになると半年から1年位に短縮されます。
上記の表で、AGAの場合の毛母細胞の寿命が25年から50年となっていますが、これは、25歳から50歳にかけてたくさんの毛母細胞が分裂不能になってしまい、毛周期を営めなくなってしまうことを意味します。
毛母細胞が分裂不能になってしまうと、残念ながら、どんな治療をしても毛髪の再生は不可能です。
ですから、毛母細胞の細胞分裂が可能なうちに、AGAによって短縮された毛周期を長くする(毛母細胞の寿命を延ばす)ことが最重要課題となります。
もし、毛母細胞の分裂回数が残り5回になってから、AGA治療をして、サイクルが0.5年から2年に伸びたとしても、2年×5回=10年で髪の毛はなくなってしまいます。
AGA治療だけが薄毛治療ではない
男性型脱毛症診断ガイドライン(2010年度版)
治療法 | 評価 | 使用について | 効果について |
---|---|---|---|
ミノキシジル外用薬 | A | 強く勧められる | 既存毛に対して育毛を促進 |
フィナステリド服用 | AGAの進行を遅らせる | ||
自毛植毛 | B | 勧められる | 無毛部位に自身の毛髪を移植する |
塩化カルプロニウム使用 t-フラバノン外用薬 アデノシン外用薬 サイトプリンペンタデカン外用薬 ケトコナゾール外用薬 |
C1 | 考慮しても良いが十分な根拠がない | |
セファランチン外用薬 | C2 | 根拠がないので勧められない | |
人工植毛 | D | 治療法として行わないように勧められる |
日本皮膚学会の男性型脱毛症ガイドラインによると、薄毛の治療法とその発毛効果は上の表のようになっています。
20代から40代なら、まずはAGAの無料カウンセリングに行きましょう。血液診断や遺伝子検査等で、自分の状態にあった治療方法や薄毛対策がわかります。
50代以降なら、無料カウンセリングに加え、自毛植毛など自分の髪の毛を活かした治療実績が豊富なクリニックを選ぶことがポイントです。
AGAクリニック選びの4つのポイント
薄毛、抜け毛の治療にには、適切な選択・治療法が重要ですが、このときのポイントを紹介します。
1)AGA薄毛治療の専門病院であること
2)適正価格(明瞭会計)であること
3)無料カウンセリングを行っていること
3)治療法に選択肢があること
AGAの治療は通常の病院(皮膚科)でもできますが、AGA専門クリニック(専門病院)の方が経験豊富で薄毛対策の実績(症例数)が多いことは言うまでもありません。
その際、心配になってくるのが費用です。AGAは自由診療なので費用をを心配する方が多いですが、ホームページ上で料金表を確認できるクリニックが安心です。
本当にこの料金で可能なのか?自分にあった治療はどんな方法なのか?さらに、クリニックの先生や看護師さんは親切に対応してくれるのか?プライバシーに配慮してくれるのか?
これらを確認するために、無料カウンセリングは必須です。
さらに、AGA治療だけでなく、植毛など治療の選択肢が広いクリニックが選べれば言うことはないでしょう。
当サイトでのおすすめのクリニックはこちらです。