今すぐ病院で受けられる3つのAGA治療法とそれぞれの利点とは
AGA治療は長期療養が原則
薄毛や抜け毛など、これまで民間療法や自分でできる改善方法だけに限られていた症状も、AGAという名称と共に専門医による治療を受けることができるようになりました。
AGAの症状には、大きく分けて薄毛症状と抜け毛症状の2つに分けられますが、実際の症状に現れ方に応じて個人差があるということをご存じでは無い方が依然として多いのも現状です。
個人差に合わせた最適な治療を施さない限り、AGAの症状の改善や予防は非常に困難です。このため、AGAの治療を行っている各クリニックなどでは、まず診察を行う段階で、患者さんが抱えるAGAの諸症状がどのような原因で発症しているのかを確認した上で治療方針や効果のある治療法を裁定します。
現在のところ、ほぼ全てのAGA症状を持つ患者さんに適用されているのが、内服薬と外用薬を併用した治療方法です。
AGA治療については、薄毛・抜け毛の原因は、男性ホルモン！？プロペシアやミノキシジルだけじゃない最新のAGA治療とクリニック選び４つのポイントをご覧ください。
ミノキシジルやプロペシアなど、薄毛や抜け毛の根本原因である毛母細胞や毛根に直接働きかける成分を含む薬剤を使って治療を行いますが、これらの治療法は、身体への負担が比較的少なく外科的な治療が必要ないというメリットがある反面、実際の効果の現れ方は遅効性なので、治療を受けてすぐに症状が改善するというわけでは無いので、あらかじめこの点を理解しておく必要があります。
薬物療法による治療では、おおよそ治療開始から３ヶ月～半年程度で一定の改善効果が現れるのが基本なので長期療養が原則になりますが、抜け毛の本数が減少したり、生えてくる毛髪の量や太さに改善が見られる等の形で症状の改善が期待でき、副作用などが少ない点も安心です。
負担はあるが即効性のある治療法も選択可能
AGAの治療をどうせ受けるのなら、できるだけ素早い治療効果が実感できる方法が良い！という方には、特定のクリニックで受診できる即効性の高い治療法がおすすめです。
例えば、AGA治療で最も素早い改善効果が期待できる方法として採用されているのが「自毛植毛」という治療法です。これは、毛髪が依然として生えている身体の他の部位から毛根や毛母細胞ごと皮膚を頭皮へと移植する治療法です。
毛髪は健全な毛母細胞の活動によって生み出される組織なので、毛髪が生えている他の部位の毛母細胞を移植することで、頭髪へと流用する方法です。
移植すれば直ちに頭髪が手に入りますが、移植には外科的治療が必要なので、費用や身体への負担がある程度求められます。
自毛植毛よりも即効性は低いですが、薬物療法よりも遙かに高い効果が期待できる治療法として最近注目されているのが、「メソセラピー療法」です。
これは、毛母細胞の活動促進や再生成効果がある成長因子を直接頭皮に皮下注射することで、毛髪の生成を滞らせている毛母細胞に働きかける治療法です。
注射を活用した治療法なので、患部に対してピンポイントで治療できる上、切開なども必要ないので身体への負担も少なく、また、薬物療法と比べて費用面で少し高くなる反面、1回～2回程度の治療で何らかの効果が期待できるなど即効性が高い治療法としても注目されています。
更に、専用の育毛剤を併用できる為、更に大きな治療効果が期待できる点も利点といえます。
