100本抜けるけど大丈夫?抜け毛の一日の量はどのくらい?

100本抜けるけど大丈夫?抜け毛の一日の量はどのくらい?

日本国内の4200万人が脱毛進行中!?

鏡を見て薄毛を心配する男性

鏡を見て、抜け毛が増えたかな!?と気になっていませんか?
発毛・育毛のテレビCMで見かけるリーブ21の調査によると、日本国内の4200万人(男性は2500万人、女性1700万人)が脱毛進行中で、男性場合、7割の方が誰実も相談できずに悩んでいるそうです(2013年の調査にて)。多くの方が心配する気持ちも分かりますが、ある程度の抜け毛なら問題ありません。今回は抜け毛のメカニズムと今日からできる対策を紹介します。

1日100本の抜け毛なら、問題ナシです

シャワー時、排水溝の抜け毛を気にする男性

シャワーの後の排水口や枕についた抜け毛を見て心配になる人もいますが、1日に100本程度なら、問題ありません。100本だけ聞くと多い気がしますが、人間の頭部には10万本の髪の毛があり、わずか0.1%に過ぎません。

しかし、これ以上抜け毛が多かったり、生え際が進行して来たりしたら要注意です。後に記した対策方法を参考にして、今日から髪の毛のケアを心がけましょう。

髪の毛が生えるメカニズムについて

ヘアサイクル(毛周期)

100本の抜け毛は、10万本の0.1%だから問題ない!なんて書きましたが、ひょっとしたら納得できていない方もいるかも知れません。ここでは、ヘアサイクルを用いて説明していきます。

髪の毛には、ヘアサイクル(毛周期)があって、成長期、退行期、休止期があります。

サイクル 期間 説明
成長期 2年~6年 髪の毛が伸びる時期。毛母細胞が活発に分裂し、うぶ毛からコシのある毛(剛毛)に育つ。一日に0.3mm~0.4mmほど伸びる。
退行期 1~2週間 髪の毛の成長が止まる。毛根が収縮し、毛乳頭と毛母が離れ、上へと押し上げられる。
休止期 3~4か月 髪の毛が自然に抜け落ちるのを待つ。新しい髪の毛の準備も進めていく。

AGAになると、成長期が半年から1年と極端に短くなっていきます。髪の毛が一番成長する大切な時期に、十分に成長できず、退行期に移行してしまいます。その結果、抜け毛も多く、残っている髪の毛も細く、弱々しい髪の毛(軟毛)となってしまいます。
AGAの詳細はこちらをご覧ください。

ブラシの抜け毛

それでは、100本に抜け毛についてですが、上記のように髪の毛にはヘアサイクルがあり、通常2年から6年と言われています。髪の毛の本数は、10万本から15万本くらいで、これがヘアサイクル期間に抜け替わります。

髪の毛の本数(10万本から15万本)÷ヘアサイクル(2年から6年)÷1年(365日)=46本から205本

つまり計算上では、46本から205本の抜け毛なら自然な抜け毛で、100本では問題ナシです。

髪の毛が抜けるタイミング

毛周期

一日のうちでまんべんなく抜けてくれれば良いのですが、実際にはある特定のタイミングで抜け毛が発生し、目立つことが多いです。

たとえば、以下の場合です。
■シャンプー時の排水口に溜まった抜け毛
■朝起床時の枕の抜け毛

一番多いのが、入浴やシャワーを浴びたときに排水口に溜まった抜け毛を発見したときではないでしょうか。頭を洗ったときに抜けた髪の毛もありますが、日中に抜けた髪の毛が洗い流される場合もあります。

枕の抜け毛

次に多いのが、朝、枕の上で発見する抜け毛です。夜寝ているとき、寝返りを打ったり、頭の向きを変えたりしたときに、頭と枕がこすれて、抜け毛が多く見られます。

通常のケースでは、どちらも休止期の髪の毛が抜けているだけなので心配ないのですが、まとまってみると結構びっくりすることがありますね。

抜け毛が多くなるとき

上記のように、1日に100本程度の抜け毛なら、通常は問題ありません。しかしながら、抜け毛の本数は一定ではなく、季節や生活習慣などによっても異なってきます。

季節要因

大都会の紫外線

紫外線が強くなる夏の時期は、頭部を守るた髪の毛の本数が増えます(成長期の髪の割合が増加)。そして、紫外線が弱くなる冬の期間には髪の毛が減ってきます(成長期の割合が減少)。従いまして、夏の終わり、秋、冬の始まりには、抜け毛が多くなる傾向があることを頭の片隅に入れておきましょう。

ストレス

ストレスと抜け毛

仕事が忙しくプレッシャーがキツイ、残業が多い時期、もしくはプライベートで辛い出来事が重なったときなどは、抜け毛が多くなる傾向があります。
こんな時は、精神的にも体力的にも自分を癒して、ペースを取り戻しましょう。

生活習慣の乱れ

抜け毛と生活習慣

食生活、睡眠、定期的な運動など生活習慣の乱れも抜け毛に影響してきます。栄養を考慮した食事や十分な睡眠など、健康的な生活ができているか、チェックしてみましょう。

髪の毛は健康のバロメータと言われることがあります。それは、栄養が一番最後に行き届く部分だからです。食べ物やサプリメントから栄養を摂取した際、心臓や肝臓など、生命維持に必要な部分から栄養が供給されます。そして内臓や骨などに十分な栄養がいきわたったら、皮膚、爪、そして髪の毛にもきます。

つまり、髪の毛がパサパサだったり、抜け毛が極端に多かったりする場合には、栄養が十分でない場合が多いです。タンパク質、ビタミン、ミネラル、亜鉛など、十分に摂取できているか?肉や野菜は足りているか?チェックしてみましょう。
食事以外でもサプリメントを利用する方法もあります。

シャンプー、頭皮環境

不衛生な頭皮環境

シャンプーを変えたとき、もしくは頭皮が蒸れていたり、不衛生な状態が続いたりすると抜けが増えることがあります。

頭皮から出る皮脂の量が多いオイリー肌と、乾燥しがちなドライ肌など自分の頭皮環境に合わせたシャンプーを選ぶことが大切です。
合成界面活性剤が強すぎると、頭皮の皮脂を必要以上に落としてしまい、皮脂腺がさらに多くの油を出して、結果としてさらに脂ぎった髪の毛になる場合があります。洗いすぎも良くありません。

反対に、シャンプー後のリンスやコンディショナーをしっかりと洗い流していないために異物に対する拒否反応が出る場合もあります。

シャンプーの選び方、やり方をしっかりと教わっている人は意外と少なく、これを見直すだけでも頭皮環境は良くなっていきます。

円形脱毛症

円形脱毛症

抜け毛が100本程度であっても、円形脱毛症ができている場合は注意が必要です。10円玉くらいのハゲができている突発性円形脱毛の場合、3、4ヶ月ほど前に精神的なショックや負担がなかったか確認してみましょう。

転勤、部署移動、退職、転校、出産、親と同居、失恋など大きなストレスになったものはありませんか?病院での診療の他に、精神的なケアも必要になるので、友人知人やカウンセラーに悩み相談をしてみるのも良いでしょう。

AGA(男性型脱毛症)との見分け方としては、部分的に禿げているかの他に、以下の症状があるか、ヘアサイクルが乱れ、成長期が極端に短くなります。自然な抜け毛と比べて、髪の毛が短く、毛根部が細く、産毛のような状態になっていたら、要注意です。
AGAの詳細はこちらをご覧ください。

念のため、AGAクリニックに相談する

専門医に相談を!

そうはいっても、本当に大丈夫なの?
数えてみたら100本以上ありそうだけど。。。
自分は、もともとの髪の毛の本数が少ないから、少しでも抜け毛が目立つと心配!

といった方もいるでしょう。AGA(男性型脱毛症)の要素が少しでも入っている場合、一度発生すると、止まらずにドンドン進んでいきます。ですから、1歳でも若いうちに、1日でも早く対策をとることが大切です。

ちょっと大げさな書き方をしてしまいましたが、今なら無料カウンセリングをしてくれるAGAクリニックもありますので、心配な方は一度行ってみるといいでしょう。

 

最近登録された新着のAGA対策コラム

すべてのコラムを見る